蓮池揺れる炎天日夜

  貴方と二人夢を見た

  『永久の刻まで共にいよう』

  ずっとこのまま

  

  水面を反すあの深の灯

  握りしめるは薄紅赤

  『暫しの別れ、直ぐに帰る』

  言の葉は遊び

  

  待てど待てど

  思ひ出花笑み

  掻き消す空は咆哮の如し

  

  会いたい貴方にただ会いたい

  涙が頰を伝う

  

  月光が

  満ちては欠けてく

  刻の流れたを歌う

  二人の距離を幽かに明かす様に

  静かにそっと雲を割いて

  

  私は

  ここで祈り願うわ

  夏めく風に問いかける

  幾千の夜が明けても

  あの二人の約束だけは

  忘れはしない

  

  

  風鈴響く炎天日夜

  私は一人夢を見た

  戰禍の梅雨の月よ今に

  ただ願うばかり

  

  行けど行けど

  貴方は陽炎

  渇き求める心は風死す

  会いたい貴方にただ会いたい

  ただそれだけでいい

  

  この想いよユルリラ嗚呼

  この想いよユルリラ鳴呼

  

  月光が

  満ちては欠けてく

  刻の流れたを歌う

  二人の距離を幽かに明かす様に

  静かにそっと雲を割いて

  

  月光が

  いつも教えてくれる

  煌々と照し続ける

  二人の糸を僅かに紡ぐ樣に

  確かにそっと今を説いて

  

  私は

  ここで祈り願うわ

  夏めく風に問いかける

  幾千の夜が明けても

  あの二人の約束だけは

  覚えている

  

  ——朧·初音ミク/dezzy

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